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| ◆ モザイクタイルアート |
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ガウディ芸術を学びながら自分に一番近い表現がこの 『 モザイクタイル 』 でした。
バルセロナのグエル公園でのガウディモザイクは一度は見てみたい表現でしたが、それが叶い、そのタイル表現の美しさに圧倒されました。
ガウディ建築協会専門学校ではモザイクの授業まで出来ませんでしたので残念に思いましたが、その後お世話になった彫刻家のアルティガス氏のスタジオでモザイクのお手伝いを存分にすることになり、
本場スペインにてモザイクの手ほどきを受けることが来たのです。 僕にとって、モザイクは少年期に見た山下清の貼り紙絵であり、点描画家のスーラーであり、草間弥生さんであります。
そしてタイルモザイクにいたってはアントニオガウディですし、フォアンミロの陶壁にも通じる行為です。モザイクは人生そのものに思えてなりません。割って使うタイルピースにひとつとして同じものはありません。
それぞれが違った形をもって準備されます。それはパズルの様であり、パズルではありません。パズルの様に決められた完成図があるわけではないのです。そのひとつのタイルの置き方で次の選択が始まるのです。
どこにも手抜きが出来ないのです。たったひとつのタイルピースの置き方にその作品全体が変るほど影響があるのです。しかし、完成して振り返って見てもそのひとつひとつは見えなくなり全体に溶け込んでいることが分かります。
僕達の人生もそんな感じに思えています。僕たち一人一人は違った人格と姿・形ですが、ひとつの社会(作品)を構成するひとつのタイルピースなのではないのだろうかと。
モザイクタイル作品を制作しながら、過去から現在そして未来に動き続ける人類の姿の様なものを感じています。作品を見て頂きお分かりかと思いますが、最近は白・黒・黄色・赤の4色しか使っておりません。
この4色にどんな思いを込めているかがおわかりですか。
それは人類の肌の色です。
白は白人、黒は黒人、黄色は黄色人種、じゃあ赤は?赤はアメリカ先住民の色です。
これは30代からの付き合いのあるデニスバンクス氏(アメリカ先住民のチーフ)に教えられた人類の色です。そして、昨年大変お世話になったオーストラリア(アポリジニー)先住民のチーフ、スピーデ氏に頂いたアポリジニーのフラックの色でも あります。
そうしてスペインへ留学しながら、いろいろな色彩に触れてきました。特にフォアンミロの芸術作品をじっくり研究する中でミロ芸術の色彩に今まで通過してきた色彩に対する経験をフォアンミロは分かりやすく僕に教えてくれたのでした。
そしてモザイクと云う手法とビビッドな色彩は、原始美術の匂いがします。そう筆も何も使わない自分の手と指でつくりあげるメッセージの様で道具に慣れてしまった僕にはとても新鮮な行為に思えてなりません。
これからのモザイク作品が、原始的なハードを呼び起こしてくれることに期待します。
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